自己分析は就活の麻薬!自己分析を今すぐやめるべき5つの理由

なぜ就活生は自己分析するのでしょうか?きっと誰かに言われたからでしょう。

メディア、先輩、ブログ、Twitter、色んな所で「自己分析から就活が始まる」とか、「うまく話せないのは自己分析が足りないから」だとか、主張しています。だけど本当にそうなんですか?と聞きたいです。発信者としてちゃんと発言には責任を持ってほしいし、それで振り回されて苦しむ大学生が山のように出ていると思っています。

別に自己分析という行為そのものを否定するわけではありません。自分を振り返ることが重要じゃないということではなく、たまには自分を振り返ることも人生においては重要かもしれないけど、この就活においては全く重要じゃないしむしろ邪魔ということです。ただ「就活成功したいなら自己分析」これは「虫歯をなくしたいなら歯を磨く」くらい定番化しすぎていて、「そんなことないよ!」と必死に伝えてもなかなか伝わりにくいので、これからも僕は自己分析についての記事をどんどん書いていこうと思います。今日は手始めに、自己分析をやめるべき5つの理由をお話します。

そして安心してください。自己分析をしなくても就活はできるし、そのほうが良い結果が出ます。

1.進路選択の幅が狭くなる

自己分析は視野が狭くなり苦しくなってしまう活動。だから今すぐやめましょう!

就活の自己分析は「自分の過去を振り返った上で、自分にぴったりな進路を見つけましょう」というのが基本になっているかと思います。ですが、本当にぴったりな進路が見つかるのでしょうか。「過去の自分からぴったりの進路を見つける」ということは「自分にぴったりな進路が自分の過去からしか見えてこない」とも言えます。じゃあ過去の自分に全く関係のない進路は受けてはいけないということでしょうか?違いますよね。

例えばマクドナルドでアルバイトをしていた大学生ならきっと9割が「自分は接客業や人を笑顔にする仕事がしたい」という自己分析をすることになると思います。これを軸に就活をしてしまって本当に大丈夫でしょうか?世の中には人前に立たないけど、とても重要な仕事で給料も高くて社会的地位の高い仕事というものがたくさんあります。自己分析をやりすぎると自分に向いていないと思われるそういう企業から目を背けてしまって、人と接する仕事ばかりを受けてしまうことになります。本当にこれでいいのでしょうか。

K-金子からのアドバイス

就活では視野を狭めるのではなく、むしろ広げるのが重要です。

自分に向いていないとか、関係ないとかいう理由で視野を狭めず、多くの企業に目を向けてチャンスを広げましょう。視野を広げた中に、あなたが思いもよらないベストマッチな企業が見つかるかもしれません。

自己分析のせいで視野が狭くなっているのであれば、今すぐ自己分析をやめましょう!

2.自己PRが自分よがりのアピールになってしまう

自己分析しても社会で役に立たない自分よがりの強みしか出てこないなら、今すぐやめましょう!

自己分析して自分を見つめ直したところに自分の本当の強みがあって、それを企業にPRすることで強みが生かせる企業に入社することができる、なんて言われていますが本当でしょうか。

そもそもあなたには社会に出て通用する強みがありますか?アグレッシブに活動してきた大学生なら自信があるかもしれませんが、なんとなく大学生活を過ごしてきた人に果たして社会で通用する強みがあるでしょうか。その強みは「面接で人事担当にアピールし、この学生ならうちに入社してからも活躍してくれるだろう」と思ってもらえるような強みでなくてはいけませんからね。自己分析必死にした結果、誰にも話せないショボい強みが出てきていませんか?

例えばたとえば死ぬほど自己分析した結果、自分の強みが「人を笑顔にできる」だったとします。接客業やサービス業なら良いかもしれませんが、他の業種では通用しないかもしれません。また、これまで笑顔にしてきた相手が友達や家族など身近な人達だとしたら、社会に出てから笑顔にしなくてはいけない相手は年上の経営者や上司、取引先の相手だったりしますが、笑顔にできるというその強みは社会で通用するでしょうか。レベルが低いな、と思われたらマイナス評価になります。

K-金子からのアドバイス

自分の強みが社会で通用しないなら、強みを自己分析から見つけるのは無駄です。

オススメなのは、必要な能力を知ってそれに自分を合わせる方法です。例えば営業職なら「コミュニケーション能力」「論理的思考能力」「目標達成力」「常にアグレッシブ」など、営業職で重要となる能力というのがあります。他の職種でも同様ですので、その中で自分にマッチしそうな能力を決めて、それにエピソードのつじつまを合わせてアピールしていけばよいのです。そうすれば「〜〜〜これが私の強みです。この強みを生かして営業として活躍したいと思います」と説明しやすくなります。

自分よがりのアピールでマイナス評価をもらうくらいなら、今すぐやめましょう!

3.自己分析しても強みが無さすぎて絶望する

自己分析しても他人に誇れる強みが出てこないなら、今すぐ自己分析をやめましょう!

僕は新潟県の田舎出身で、高校卒業するまでバスケしかやってこなかった人間です。運良く大学に合格しましたが、学部の中での偏差値は底辺で、授業も意味がわからなくて途中からほとんど行かなくなり、バスケサークルのためだけに大学に通っていたようなものです。ダメすぎたので大学3年の就活もうまくいかずにすぐ諦めて、大学院に進むことにしました。大学院といっても、内部生はテストさえ受ければ簡単に進学できるので、大したことはありません。大学院進学が決まってからも、研究やゼミをサボって遊んでいたような本当のクソ学生でした。

そんな僕が自己分析をやったらどうなるか想像つきますよね?一応セオリー通りに自己分析はやってみたのですが、何も強みが出てきません。バスケの知識があっても社会では通用しませんし、授業や研究でも何の成果をあげていない底辺学生です。苦し紛れに出てきた強みは「縁の下の力持ち」でした。バスケではスラムダンクの赤木のようなポジションだったから、というそれだけの理由です。自分の強みとしては良いかもしれませんが、やっぱりこれでは自分よがりだし、企業は縁の下にいるよりも表舞台で活躍できる学生の方が評価が高いことが一般的ですから、この強みでは通用しません。

僕のように極端にクソ学生でないとしても、一通りの自己分析をして強みが出てこない学生は多いと思います。はっきり言って、そういう学生にとって自己分析は無駄です。出てこない強みを必死に探すのは時間の無駄だし、その結果出てきたショボい強みでは内定が取れません。例え嘘をついたり話を盛ったりしたとしても、「社会で通用する強みに自分を合わせる」というやり方のほうが、内定に近づくことができます。

K-金子からのアドバイス

内定が取りたいなら、手段を選んでいる余裕があるでしょうか?

どうせ何も出てこない自己分析を繰り返しても、就活は良い方向には進みません。ここは開き直って、内定を取るために話を盛ってでも「優秀な自分を演じる」という必要があると思います。社会に出て通用する強みを調べて、その強みが自分にあるとアピールする。正直に就活して失敗するのと、盛って成功するのとではどちらが良いですか?僕みたいなクソ学生が成功できたのは、開き直ってプライドを捨てたからです。

強みがないなら今すぐ自己分析をやめて、内定を取るための就活に切り替えましょう!

4.落とされたときに自己否定された気分になって絶望する

自己分析して出てきた本当の自分を否定されると、受けるダメージがとても大きいです。凹みたくなければ自己分析をやめましょう!

自己分析を必死にやって、自分が活躍できるであろう企業を見つけて、自分の強みを必死にアピールしている学生。殆どの学生がこうだと思うのですが、メンタル面には特に注意したほうがいいです。

自己分析した結果出てきた第一志望の企業、落とされたら凹みますよね。滑り止め企業を落とされるのとは話が違いますから、精神的なダメージがかなり大きいと思います。そういう企業ほど、死ぬほど企業研究もしてるしOB訪問も何度もしてるしインターンも行ってるしと、思い入れだけでなくかなり時間を費やしているはず。そんなお気に入りの企業であっても、もちろん内定者数は決まっていますので落とされる可能性はあります。そのショックから立ち直れるでしょうか?

自己分析した結果の第一志望ということは「自分と最もマッチしているのがこの企業」と考えているということになります。そんな最適な企業に落とされたら、この先受ける企業で内定が取れる気がしてこないのでは?とひどく心配することになると思います。

勝負は時の運でもあり、例えば第一志望でもESであっさり落とされたり、学歴フィルターで落とされたりするシビアな世界です。自己分析しまくって思いが強ければ強いほど落ちたときのダメージは大きくなります。

K-金子からのアドバイス

自己分析すればするほど、その企業への思い入れが強くなっていきます。

ですが、思い入れの強さと内定が取れるかどうかは話が別です。人気企業なら99%以上の学生が落とされることになるシビアな世界ですから、通過するより落とされる方が多いのが就活です。あまり一社に思いを強く持ちすぎるのは落ちたことを考えるとかなり危険です。むしろ「落ちるかもしれないから、滑り止めの企業もたくさん受けておこう」と考えて、視野を広げることが大事です。

「うわーあんなに調べて大好きな企業だったのに落とされた。あと2社しか残ってないのに・・・」よりも「うわー落とされたけど、まだ50社駒残ってるから頑張ろう!」と思えたほうが良くないですか?

自己分析のせいでメンタルダメージを受けるくらいなら、今すぐ自己分析をやめましょう!!

5.自己分析系サービスやアドバイスに振り回される

自己分析の結果おすすめされた企業は本当のオススメではないので、今すぐやめましょう!

「自己分析が足りないです」というアドバイスはとても便利で、どんな就活生にも言えるしなぜかみんな納得してくれます。だけどそれを悪用しているサービスや企業があるということをご存知でしょうか。

名前は挙げませんが、例えば「自分の強みや希望を記入したら、オススメ企業を紹介してもらえる」という紹介サービスが多数存在しています。色んな就活ブロガーが紹介していますね。スカウト系のサービスはだいたいがそんな感じです。こういう一見良さそうなサービスには「裏があるんじゃないか?」と考えてみるべきだと思います。なにせ、スカウト系のサービスは企業を紹介して内定がもらえたら、その企業からマージン(成果報酬)がもらえるようになっているからです。

「自己分析の結果、あなたにぴったりな企業はこちらです!」と言われたらなんとなく本当にぴったりな気がしてくると思いますが、実際はそうではなく単純に紹介報酬が高い企業をオススメしているだけだったりします。そんな事も知らずに「これが自分にぴったりな企業か!」と思いこんで必死に内定を取ろうとするのはスカウト系サービスの良いカモです。

一通り紹介した企業から内定が1つも取れなかったとしたら、また「自己分析が足りなかったかもしれませんね。もう一度仕切り直してみましょう」とそれっぽいアドバイスをして企業を紹介されるだけ。この悪魔の無限ループです。

※裏話ですが、そういうサービスは就活ブロガーをうまく利用して知名度を上げようとしています。「おすすめ就活サービス」みたいな記事には要注意。紹介料の一部は就活ブロガーへも流れているのです・・・

K-金子からのアドバイス

就活生が自己分析を重要だと勘違いしているので、それにつけこんでくるサービスが山ほどあります。

そういうサービスは就活生を利用してお金儲けをしようとしているだけかもしれません。あなたの希望の進路とは全く関係のない、ただ売上が発生しやすい企業を紹介しているだけかもしれません。疑ってみる癖をつけましょう。

騙されたくないなら、今すぐ自己分析をやめましょう!

まとめ

自己分析という便利な言葉、こう考えると色んな所で悪用されているんですよね。

前に後輩が、「大学のキャリアセンターでESの添削をしてもらったら、『自己分析が足りないんじゃない?しっかり自己分析できたらもう一回来てください』と言われて相手にされなかった」と言っていました。キャリアセンターの職員も忙しいので、めんどくさい学生が来たときに追い払う良いやり方として定着しているんだと思います。学生も正直だからこれを言われてまた自己分析して、悪循環が止まりません。

もはやほとんどの業者も就活ブロガーも「自己分析」という言葉を悪用しているようにしか僕には思えません。僕は就活生に内定を取ってほしいので、自己分析を使わない就活をずっと発信しています。具体的なやり方は他の記事や動画などを見てみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

新潟県出身。筑波大学で情報工学専攻。就活時には、徹底的なES・面接対策により大手企業4社内定。残業が少なく福利厚生の充実した大手企業で働きながら、就活アドバイザーとして学生向けの情報配信や、個別指導を実施し、成功者多数。徹底的な事前準備と確率論的なアプローチによって高い内定率を実現している。