履歴書の「趣味・特技」に絶対書いてはいけないこと

履歴書を書いていると出てくるのが「趣味・特技」の欄です。エントリーシートやプレエントリーの事前質問にも聞かれることがあります。

意外と困る質問だと思うのですが、この記事を読めば趣味・特技の欄に何を書けばいいのか一発で分かるようになります。

さて、きっと多くの人の悩みはこうしたものだと思います。

  • 「趣味って正直に書いていいのかな・・・」
  • 「特技って言えるようなものほとんどないけど・・・」

趣味ってこんな低レベルなことで大丈夫?と普通に思いますし、これが特技です!とか偉そうに言うのも気が引けますよね。

Twitter界隈でもこのようにつぶやかれています。

僕も同じで、趣味・特技に何を書いたらいいかかなり悩みました。

小5からバスケをやっていたのでバスケは書こうと思ったんですが、

  • 自分にとってバスケは趣味なのか?特技なのか?
  • というかそもそもバスケって書いてなにかアピールになるか?
  • 「凡人です!」と言っているのとイコールじゃないか?
  • メーカーを理系採用で受けようとしているのに特技バスケって書いたら無能アピールじゃないか?
  • かといって、趣味に音楽鑑賞とか書いても語れないしな・・・
  • 正直に書いたら趣味が麻雀とラーメン屋巡り、特技がバスケ選手の名前を覚える、になっちゃうんだが・・・

と、なんて書いたらいいかわからずに悩んでいました。

僕と同じようにきっと凡人だろうと思われるあなた(失礼)も、趣味特技で書けることがほとんどないのではないかと思います。きっと、悩んでいるからこのブログに辿り着いたんだと思います。

そこで今回は正しい趣味・特技欄の書き方と、間違えやすい失敗例についてお話したいと思います。

趣味・特技欄は何のために存在しているか?

存在意義から少しだけ考えてみると、何を書いたらいいか分かりやすくなります。

簡単に言えば趣味・特技の存在意義はこの2つだけです。

趣味・特技欄の存在意義
  1. 仕事で生かせる技能を持つ優秀な学生を見つけて拾い上げる
  2. 面接でのアイスブレイク用(特に意味はない)

1.仕事で生かせる技能を持つ優秀な学生を見つけて拾い上げる

つまり、趣味特技に書いた内容によって、優秀な学生を見つけたいということです。

ITエンジニア職の採用なのに特技の欄に「プログラミング」とか「アプリ開発」といったような記述が一切なかったとしたら・・・もし未経験者お断りの職場であれば、これが理由で落とされるかもしれません。

また営業職の採用だとして、例えば趣味が「ビジネス書を読むこと」で、特技が「長期インターンで磨いたプレゼンスキル」と書いてあったら、「この学生はかなり仕事できそうだな・・・」と思われて高評価を得られることでしょう。

あなたがその企業で評価される技能を持っているのであれば、絶対に書くべきです。書けば面接でも聞かれますので、自分の持つ技能を存分にアピールしていただけたら問題ありません。得意なことなら話すのも楽なんじゃないかと思います。

2.面接でのアイスブレイク用(特に意味はない)

そもそも履歴書のフォーマットに趣味・特技の欄があるけど、特に意味はないというケースも意外とあります。アルバイト用の履歴書を買っても趣味特技欄はあるし、大学の推薦入試とか、資格試験の申込用紙とか、やたらと日本人は「趣味特技欄」が好きみたいです。

というふうに特に意味はないものなのですが、意外な効果としては、趣味特技欄に何かしらキーワードが書いてあると面接官としてはありがたいみたいです。

面接室でちょっと緊張していそうな学生には「趣味に○○って書いてあるけど、○○の好きなところは何?」「特技に書いてある○○って、どれくらいすごいの?」という質問をして、場を和ませることができるからです。緊張している学生でも、自分の好きなことについては話せたりしますからね。

あとは、面接で少しだけ時間が余ったとき。何も話さずに時間がすぎるのを待つというのは企業側も気まずいです。なので履歴書を見返して趣味特技について質問をすることで、場をつなぐわけです。

もちろん、時間がなければ聞かれません。必ず聞かれる自己PRや志望動機と比べたら、重要度は低いことは明らかです。

重要:多くの学生は、2だけを意識して対策すればいい

1のパターンで、あなたに特殊な技能があればそれを書いていただき、思う存分にアピールしていきましょう。

ですが、そういうものは持っていない学生がほとんどだと思います。つまり趣味特技欄は面接でのアイスブレイク用で、聞かれるかどうかもわからない重要度の低い質問だ、ということを覚えておいてください。

それを踏まえて、趣味特技欄に書くべきことについて解説します。

趣味・特技欄に絶対に書くべきこと

結論、絶対に書くべきことは、自己PRに繋がるキーワードです。

これを書くことで準備を効率化できるだけでなく、一貫性をもたせることで面接でのコミュニケーションで矛盾が出ることが少なくなります。聞かれるかどうかも分からないし、聞かれるとしても余った時間を消化する目的で聞かれるだけ。つまり、趣味特技欄で特別なアピールをする必要もないし、高評価を勝ち取りに行こうとする必要はありません。変なことを書いてギャンブルするのはやめ、面接全体のバランスを取れればよいのです。

では、具体例をお話します。

金子は趣味特技欄に何を書いていたか

例えば、僕が使っていた自己PRで「社会人バスケリーグでの優勝」「研究の中間発表準備を短時間で仕上げた」というのがありました。

これに繋げるため、趣味特技欄には「趣味:バスケットボール 特技:1つのことに集中できること」と書くんです。あとは面接で、趣味を聞かれたらバスケ自己PR、特技を聞かれたら研究自己PRの話をするだけです。

あとは質問される順番で、バスケ自己PRを話した後に「へー、趣味がバスケなんだ。バスケについて頑張ったことはある?」とは普通聞かれませんよね。これで趣味の質問はスキップされます。

この場合は「1つのことに集中できるって、具体的にどういうこと?」とは聞かれる可能性があります。そうなったら、研究自己PRの話をしていくだけ。もともと用意している完璧な自己PRなので、自信満々で答えることができます。

要するに趣味特技欄では、プラスを取りに行くのではなく、マイナスを発生させない答え方が重要なんです。

趣味特技で目立つ必要はない

自分が用意している自己PRのエピソードに繋がるキーワードを入れておけば、仮に「趣味特技についてもっと深く教えて」とか「これについて頑張ったことなにかある?」と聞かれたときに、用意している自己PRの文章に繋げられます。これは趣味特技用の文章をいちいち用意する必要がなく、なおかつ一貫性を持たせられるというメリットがあります。

仮に趣味特技用の文章をそこで話したとして、「さっき話してた自己PRと言ってること違くない?」とか「あなたの就活の軸とあまりマッチしてないね」とか思われたら、低評価に繋がるかもしれません。別のエピソードを用意すればするほど、一貫性がブレていくリスクがどんどん大きくなっていきますので、エピソードは最低限で良いのです。

「いや、どうしても趣味特技でこれだけは言いたいエピソードがある!」というなら、それを自己PRの文章として利用しましょう。面接で趣味特技について聞かれる時、それが「技能アピールしてください」という目的で聞かれるのか、アイスブレイクとして時間が余ったから聞かれるのかは分かりませんし、そもそも聞かれないかもしれません。趣味特技のエピソードでとっておきのエピソードがあったとしても、質問されなかったら無駄に終わりますから、そういう文章は自己PRとしてもっと露出しましょう。

まとめ

趣味特技欄でプラスを取るのではなくマイナスを発生させない戦術についてお話しました。

あなたの本当の趣味や特技を書いて変な評価を受けるくらいなら、就活用の趣味特技を用意して確実に内定を取りに行きましょう。

内定を取ることを冷静に考えたら、とても合理的なやり方だと思います。試してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

新潟県出身。筑波大学で情報工学専攻。就活時には、徹底的なES・面接対策により大手企業4社内定。残業が少なく福利厚生の充実した大手企業で働きながら、就活アドバイザーとして学生向けの情報配信や、個別指導を実施し、成功者多数。徹底的な事前準備と確率論的なアプローチによって高い内定率を実現している。