【エントリー攻略⑨】就活ナビサイトの本当の仕組み

就活ナビサイトの本当の仕組み

リクナビ、マイナビなどに代表される就活ナビサイト、もはや就活にとっては無くてはならない存在だと思いますが、この就活ナビサイトの仕組み、正しく理解しているでしょうか。

「エントリー用の便利サイト?」「企業情報を調べるときのポータルサイト?」「過去のESを調べるためのデータベース?」いろいろな見方があるかと思いますが、本当の仕組みを知っている人はあまり多くありません。

だけど正しく理解しておくことで、ナビサイトからエントリーするときに失敗することが無くなるし、質問にどう答えると高評価が得られるのか理解しやすくなります。

ナビサイトの周りのお金の流れ

仕組みを理解するときは、お金の流れを追うとわかりやすいです。

ナビサイトを使ってエントリーする場面を考えてみましょう。学生は事前にプロフィールを入力してあるので、企業にエントリーするときはいちいち毎回エントリーフォームを入力することなくエントリーボタンをポチポチ押していくだけなので、手間が省けてとても便利です。しかも利用料は無料。学生にとってとてもメリットが大きい仕組みになっています。

ではなぜ無料なのにそこまで便利なシステムになっているかというと、ナビサイトもYoutubeや検索エンジンと同じ広告モデルを取っているからです。ナビサイトは広告として企業情報を掲載したい企業からお金をもらい、サービスを運営しています。だから学生は無料なのに便利なサービスを利用できるのです。

企業はナビサイトにお金を払うことで企業の認知を広め、最終的な対価として「エントリー数」を得ます。例えば「100万円払って学生からのエントリーを1000人確保できるプラン」みたいな、ある程度の単価が決まっています。お金を払ってくれた企業にエントリー数を提供しなければならないので、エントリー数が集まるようないろいろな仕組みがナビサイトには搭載されています。

例えば「自己分析ロボット」というのが過去にはありました。自己分析用の性格診断テストのようなツールがナビサイト上にセットされていて、いくつかの質問に答えるとロボットからおすすめ企業がバーっと表示されて、一括エントリーボタンを押せば全部エントリーできます、みたいなやつです。こんなことをされたら学生はエントリーしたくなってしまいます。

他にもレコメンドシステムが大量にセットされています。Amazonみたいに「この企業にエントリーした人は他のこんな企業にエントリーしています」とか「あなたの学部からこんな企業に内定が出ています」とか、同じ業界を志望して成功した先輩からのメッセージとか。エントリーもポチポチだけで簡単に完了するので、オススメされたしエントリーくらいしておこうかな、という気持ちになりますよね。

ナビサイトからエントリーした学生、志望度は高いのか?

こうした様々な機能によって、お金を払った企業のところにはエントリーがたくさん集まっていくことにはなるのですが、問題もあります。それは、エントリー1人1人の質です。

基本的にナビサイトでエントリーした学生のその企業に対する志望度は低くなりがちです。だってもともと志望していたわけではなくて自己分析ロボットから出てきたからたまたまエントリーしただけの学生ですからね。一括エントリーボタンでエントリーした場合は、エントリーしたことすら忘れていたりもします。そういう学生は、エントリーしてもESは提出せずに放置して終了、という感じになります。

企業もこれは理解していて、志望度の低い学生に企業の魅力を知ってもらって志望度を高めてもらうために、いろいろな施策を行っています。中でも特に力を入れているのが、説明会です。直接学生に対して自社が良い会社だとアピールして、ES提出や面接まで進んでもらうことが目的ですね。

ですが1000人のエントリーが集まったとしても、志望度が低い学生ばかりだと説明会にすら参加してくれません。ナビサイトで集まった何千人の学生に説明会の連絡を出しても数人しか来てくれなかったりとか、予約しててもドタキャンする学生がめっちゃ多かったりもして、エントリーの信頼性があまり高くないと言われているようです。

1000人エントリーしたのに20人しか説明会に来なくて嘆く採用担当者

以前NHKで採用担当者の特集番組を見たんですが、ナビサイトを使ったら1000人くらいエントリーが集まってとても喜んでいたのに、説明会募集の連絡をしたら実際に参加した学生が20人くらいしかいなかったと嘆いていました。

けっこうなお金をかけて1000人のエントリーを集めたのにたった20人の学生にしか会えないんだったらコスパ悪すぎですよね。こうすると広告費の無駄だな、リクナビに掲載するのはやめようかな、という気分になるのも分かります。

こうした背景から、ナビサイト掲載をやめる企業も出てきています。エントリーの数だけ増えたとしても、本気で自社のことを志望してくれて入社してくれる学生が増えないことには、ナビサイトを使う意味がないからです。それに、昔は限られたナビサイトしか頼れなかったのですが、現代ではナビサイト以外にもリクルートするための方法はとてもたくさんありますので、拘る必要がなくなってきているのです。

さて、この事実を踏まえてあなたはどうしていくべきか???

ナビサイトからエントリーしただけで志望度が低いと思われてしまうことを理解して、他の手段でエントリーすることが得策だと判断できるようになると思います。じゃあもっと志望度が高いと思われるエントリー方法は何なのか?他の学生から差をつけて内定を勝ち取るためにはどういう就活をやっていけばいいのか?一度しか無い新卒就活なので、僕のブログでいろんな知識を学び、最も効果のある方法で企業にエントリーしていくようにしましょう。

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