ホワイト企業に入社したい学生諸君に伝えたい5つの事実

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「できるだけホワイト企業に入りたい」という学生と何十人会ってきました。下手すれば、何百人かも知れません。

そんな学生の夢を打ち砕く5つの事実についてお伝えしようと思います。本気で人生を豊かにしたいなら、必ず読んでくださいね。

そもそもホワイトって何?

ホワイト企業がどんなものなのか、イメージもついていないのに「ホワイト企業に入りたい」というのは少し気が早いのではないでしょうか。

聞いてみると「ブラック以外はホワイトじゃないの?」とか「ホワイト企業ランキングの上位企業に入って人生安泰を掴み取りたい」とか、少しずれた考えを持っている学生も多いです。

 

実際、別にホワイトの定義なんて無くて、幻想みたいなものなんです。誰かが「勤務環境が悪い会社はブラック企業だ」と言い出して、「その反対だからこの会社はホワイト」とか言っているだけ。

なんとなく「残業が少なそう」「転勤がなさそう」「福利厚生が良さそう」「ノルマとか厳しくなさそう」みたいなホワイト企業の一般的な定義はありますが、言い出した本人の主観でしかありません。

 

だから、「お前その会社ブラックだからやめとけよ」みたいな知り合いからの助言は、あまり本気にして聞かないほうがいいです。逆もしかり、「ホワイトっぽいから受けてみたら?」というアドバイスも意味がわからないです。

ホワイトかどうかを判断するのはあなた自身です。あなたの好み、さじ加減一つで、漠然と「こんな会社に入りたい」と思った会社こそが、あなたにとってのホワイト企業です。

 

ただ、漠然と考えただけでは、どんな企業を受けたらいいかわかりませんよね。雰囲気で「ホワイトっぽいな」と思って入社したら実際は超絶ブラックだったとか、痛い目にあった後輩を何人も知っていますので、注意したほうが良いです。なので本当に(あなたが思う)ホワイトなのかどうか、ちゃんと確かめた上で企業選びをしていきましょう。そりゃあブラックかホワイトかの二択なら、間違いなくホワイトの方が良いので。

 

それでは、ホワイト企業に入社したいと考えている学生に伝えたい事実についてお話していきます。

事実1.ホワイト企業=企業全体がホワイト、ということではない

一つの企業といってもいろんな部署、いろんな職場が存在していて、職場の雰囲気はその環境によってかなり違ったりします。

 

例えば以前IT業界の人から聞いた話では、クライアント(顧客)の業界によって働き方がだいぶ変わるとのことでした。

ビール会社がクライアントとなる部署の場合、遅くまで仕事するのが当たり前だし、仕事の後には毎日必ず打ち上げに行くような雰囲気だったそうです。そのかわり、「明日までにやってきて」とか残業も当たり前にあって、仕事に求めるレベルも高かったとのこと。

逆に、機械メーカーとか化学メーカーとか、理系色が強い雰囲気の相手がクライアントの場合は、残業もそこまで増えないそうです。

 

それと同じように、一つの会社でも営業と研究開発の部署ではやっぱり差があります。営業の中でも、上司が誰なのか、エリアマネージャーが誰なのか、などによって部署の雰囲気は変わります。これは、飲食店チェーンなどでアルバイトしたことある学生なら、想像つくと思います。

たまたま配属された部署が良い雰囲気なら「ホワイト企業だな」と思うかも知れませんが、殺伐とした雰囲気の中で働き始めることになってしまったら「ブラック企業選んでしまって失敗した・・・」と後悔してしまうかも知れませんね。

そこは正直、運要素も強いように感じられます。一つの部署とか一人の社員を見ただけで会社全体の雰囲気が分かったような謎の判断をすることだけはやめましょう。

 

事実2.大手=ホワイト、ではない

大手企業にホワイト企業が多いかと言うと、決してそんなことはないです。

 

例えばノルマが厳しくて離職率が高いと有名な金融業界。銀行・証券・保険などの企業の営業職を「大手だからホワイト」という言葉で片付けることは決してできないと思います。

1年目からノルマ10億円、売れない営業に上司からカッターが飛んでくる、2年目までに9割が辞めるなど・・ぼくがこれまでに生の声を聞いてきたのはすべて、誰でも知っている大手企業の中の人からの声ですし。

 

ぼくが働いている会社もホワイト企業とよく言われていますが、ぼくの同期の一人は、
「上司から『ぶん殴られたくなかったら明日までに500万円売ってこい』と言われている先輩を見て、転職を決めた」
と言っていました。ホワイト、って言われている会社でもこの有り様なので、他の企業でも同じようなことは起こっていると予想できます。

ただ、あくまでも部署や職場単位での話です。すごくイキイキとしている部署とか、上司と部下が良い関係性の部署もたくさん知っています。

 

え、そう言っているお前はどうだって?

ぼくのいる職場の場合、上司がちょっと前に変わって、その日から徐々に雰囲気が悪化してきているんですよね・・・笑

ただ、その上司にも自分の意見をちゃんと伝えるようにしているし、言いなりにならないようにはしています。会社でずっと働いていればそういうことは何度もあるので、あまり気にしないことが重要ですね。

 

事実3.企業ランキングは全く当てにならない

就職人気ランキング、就職希望企業ランキングなど、様々なメディアがランキングを発表しているんですが、結論から言うとどれもまったく当てになりません。

なぜならこれらが「学生目線のランキング」だからです。別に学生は企業の中を見たことがあるわけでもなく、ただなんとなくブランド力やイメージだけで企業を選んでいるだけ。ほとんど価値がありません。

例えば、東洋経済オンライン「学生2万人が選ぶ「就職人気ランキング」300社」を見ると、「なんでこんなブラック企業が人気なの?」といったような名前がたくさんあります。

1位 ANA
2位 JAL
3位 みずほフィナンシャルグループ
4位 日本生命
5位 大和証券
6位 三菱UFJ銀行
7位 明治グループ
8位 JTB
9位 野村證券
10位 バンダイナムコホールディングス
11位 りそなグループ
12位 第一生命
13位 SMBC日興証券
14位 大日本印刷
15位 ジェイアール東日本企画

たとえばJALやANAは文句のつけようがないです。ブランド力も仕事内容も給与も、マジで最高レベルです。(いや、ブラック職場が一つも無いとは言い切れませんけどね)

ただこの辺りはどうでしょうね。銀行、生命保険、証券会社、旅行代理店、、、本当か?と思えるような企業名がズラリ。

先程も書いたように、これらは学生目線でブランド力やイメージを評価したランキングであって、これを参考にするのは企業内の人事部や、ブランドを担当しているマーケティング部や広告宣伝部などの担当者です。対象者が就活生ではないということです。

 

見るべきは社会人目線のランキング

これらを踏まえると、学生が見るべきランキングは「社会人目線のランキング」だと言えます。

たとえば「転職企業ランキング」はいかがでしょうか?働き始めて社会のことを熟知している会社員たちが評価する企業が並んでいるため、そのほうがホワイト企業が見つけやすいのではないでしょうか。

転職サイトであるdoda 転職企業ランキング を見てみると、見事に金融業界はランク外になっており、代わりに外資系のIT企業が非常に多く掲載されています。

特にGoogleやAppleは世界市場を席巻している超大企業でありつつも、職場環境が非常に優れているということはご存知かと思います。ハードルが高いように思われがちですが、新卒採用もしっかりやっています。なのでホワイト企業に入りたいのならこういう企業も視野に入れてみるのは良いと思います。

 

事実4.手当や福利厚生はあてにならない

結論、手当や福利厚生は日に日に変わっていきますので、期待しないほうが良いです。

「期待したら損する」というのが正しいかも知れません。「良かったらラッキー」くらいの気持ちで企業選びをすると、満足度が高いというのがぼくの持論です。笑

 

たとえばぼくが新卒で入社した企業の場合は家賃補助制度というのがありまして、ぼくが入社する前は「9割会社負担」というルールがあったのですが、入社した瞬間に「7割負担」に水準が下がりました。

他にも、年間で取得できる休暇の日数が減ったり、ボーナスの金額が減ったり、会社で所有していた社員なら格安で宿泊できる保養施設をすべて売却してもう使えなくなったり。

会社の業績がそこまで良くないので、削れるものは削っていくような戦略がずっと続いていて、今のような状態になっています。

「期待していたからこそ」ぼくとしてはガックシという感じです。とはいえ、ライバル企業や友人の勤めている会社と比べたらそれでも桁違いに良いので、納得するようにしています。

 

他にも、
「週休2日と書いてあったのに、月に2回は土曜日出勤がある」
「手当の欄をよく確認しないで入社したら住宅手当が無かったので、郊外に住むしかなくなった」
「ユニークな福利厚生が、入社したら一気になくなった」
みたいな話もよく聞きます。

 

ただこれ、人事担当の目線になれば驚くほど納得できます。多くの学生は福利厚生や手当を見てエントリーしてくるので、ここをアピールしておけば「ホワイト企業発見!」と思って学生は集まってくる。それを狙ってやっているのです。

だからわざと魅力的に書いたり、現実よりも盛って書いたりしている可能性があります。(正直にやっている会社がほとんどだと思いますけど、中には盛りまくっている会社もあります。)

ということで、手当や福利厚生はあまり重要視しないようにしておきましょう。「最低限の手当とかは揃っていて、プラスアルファで何かあればいいな」くらいの期待しないスタンスで企業選びしましょう。

 

手当や福利厚生以外に見るべきポイントは?

それよりも仕事内容とか会社の成長性とか商品への魅力とか、あとは福利厚生よりも揺らぎにくいものとしては勤務地とか平均年収とか、吟味すべきポイントは他にあると思いますので、もっと多角的に企業を見ていきましょう。

「福利厚生は良いけど、扱う製品に興味が沸かないし、転勤が頻繁にあるし、会社が赤字続き」なんてことにならないように注意しましょう。福利厚生はあくまでも評価ポイントの一部ですよ。

 

余談ですが、ぼくが就活生の頃、説明会の後で「福利厚生はどうなっているのでしょうか?」と聞いてしまう学生がいて人事が苦笑いしていることがありましたが、今はいなくなっていることを祈ります。(公表できることは基本的にはHPに書いてありますので、見てから行きましょう。)

それと同じ理由で、志望動機で「御社の福利厚生に魅力を感じて」というのもNGですよ。

 

事実5.公務員がホワイトというのは幻想

これもよく言われていることです。「ホワイトな職場がいいから公務員になりたい」という考えの学生は痛い目にあうこともあるので注意しておきましょう。

当然公務員なので、リストラもないし、ある程度の給料も保証されています。試験に合格すれば働く権利を得ることができるし、公務員試験対策をしてくれる予備校もたくさんあって、サポート体制も万全です。

ただし、「公務員の職場はホワイト」と信じている学生には少し注意を訴えたいです。ぼくは父親が地方公務員だったし、身内で学校の先生もいるのでよく現場を知っていますが、「公務員ほどブラックな職場はない」と個人的には思っています。

 

特に公務員でよく聞く問題は「1土日出勤」と「2サービス残業」です。

1土日出勤については、例えば観光課とかが分かりやすいです。市役所の週末イベント担当とかになってしまうと、お祭りのシーズンのほとんどが土日出勤で潰れてしまいます。代休が取れたら良いのですが、そもそも少数精鋭で仕事をしていたり、イベントは時期によっては毎週のように開かれることもあるので、簡単に代休を取るわけにもいかないのが現状のようです。

2サービス残業も深刻な問題のようです。とある県庁で働いている先輩から聞いたのですが、上司から「1時間くらいの残業は残業のうちに入らないから申請しないでね」「今日はノー残業デーだから先に退勤処理だけしておいてね」と言われて、ろくに残業代を支払ってもらえないそうなのです。これはブラックと言われても仕方がないのではないでしょうか。

 

県や自治体の予算は国が決めている部分も大きいし、予算が決まっている以上は残業時間の上限も決まってしまいますので、どんなに仕事が忙しくても残業させてもらえない、もしくはサービス残業でどうにかするしかないというのが慣習になっているようです。

 

学校の先生も公務員

学校の先生の職場がブラックだという話も聞きますよね。部活で土日出勤が多いことや、残業時間がめちゃくちゃ長いのに残業代がほとんどもらえないことが原因で、「ずーっと歴史的にそうやってきたから今さら何いってんの?」という雰囲気が強いようです。

他にも保護者への対応、いじめ問題、生徒指導などなど・・・仕事量が増える要因は山ほどありますよね。

子供が好き。学生の教育に携わりたい。といった素晴らしい動機で始めた教員という仕事も、ブラック職場のせいで諦めざるをえないとか、考えるだけで残念な気持ちになります。

 

このように、公務員の中でも働く場所によっては全然雰囲気が違ったりもします。あくまでも例に上げたのは市役所や県庁の公務員と学校の先生なので、他にもいろいろな職場があるので一概には言えませんが、その職場で自分の求める目的は達成できるのか?というのをきちんと考えたほうが良いです。

ホワイトを求めて公務員を目指すなら、職種や職場をちゃんと選んでから受けるようにしましょう。

 

まとめ:ホワイトは、ガリガリ君の当たり棒のようなもの。

5つの事実、いかがでしたでしょうか。

テレビやネットでもあれだけ「ブラック」「ホワイト」という名前で企業が晒されているので、「絶対にホワイト企業に入りたい!」という気持ちの就活生は多いと思います。

ただこの事実が示しているように、意外と本当のホワイト企業を見つけるのは難しいです。入社してみたら違っていた、最初の部署は良かったけど2つ目がブラックだった、転職してきた上司がパワハラ上司だった、などなど自分ではどうしようもない理由で職場がブラック化してしまう可能性はいつだってあります。

 

「大手に入ったら安泰」と信じている人はいまだに多いですが、あれだけ大企業がリストラしているということは社内はピリピリしているし、無理難題を上司から言われて残業時間が増えてしまうことは大企業でも普通です。

その一方で、中小企業でも地元に根づいてガッチリ儲けている企業はたくさんあります。そういった企業を見つけるのは少し難しいですが、ホワイトにこだわるのであれば中小企業への視点もすごく大事です。

 

と、つらつらと書いてきましたが、結論としてぼくが言いたいのは、「ホワイトはおまけみたいなもの」という考えです。

 

この前ガリガリ君買って食べたんですけど、当たったんですよ。あたりが出たのなんか何年ぶりかで、それはそれで驚くほどめっちゃテンション上がったんですが、別にぼくは当たり棒が欲しくてガリガリ君を買ったのではありません。

「ぼくは、ガリガリ君が食べたくて、ガリガリ君を買った。そしたらたまたま当たりだった

これなんですよ。

ホワイトかどうかも重要かもしれませんが、もっと重要なことが他にあると思うんです。

だって、そもそもガリガリ君が美味しい時点で満足しているわけです。当たりじゃなくてもぼくは幸せだったのです。だけど、当たりだったから超幸せ

 

これを就活に置き換えれば、

「ぼくは、この会社でこんな仕事がしたくて入社した。そしたらたまたまホワイトだった」

ホワイトさ以外の部分でも満足できる会社を選択できただけで満足。さらに入社した職場がホワイトだったから超満足

これですよ。

これ以上に満足度の高い就職活動はないと思います。

 

ホワイトさも大事かもしれませんが、重要なことは他にもあります。

まずは自分の理想を叶えるために、自分が求める条件を満たす就職先を見つけていきましょう。

内定1社しか取れないのは少なすぎるので、例えば5社くらい内定を取って、内定後に情報収集をしていく中で「内定先ホワイトランキング」を5社の中で作って、そのTOPの企業に入社するというのも良い戦略です。

 

・・・え、もしそんなこと言って、めちゃくちゃ調べて入社した職場が超絶ブラックだったらどうするかって?

 

決まってるじゃないですか。

 

1.まずは部署異動ができないか人事に打診してみる。

2.それでも無理なら、転職しましょう。

 

ただそれは、今考えても想像の域を出ることができません。

ホワイトだと信じて就活して、もしブラックだったらそのとき考えれば良いです。

 

まずはあなたが思うホワイト企業から内定を取れるように、就活を頑張ること。

それでは。

 

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