「おい、また電話するって言ったよな?」リクルートを受けたときの体験談と面接日程が重なったときの交渉術【就活を振り返るシリーズ】

どうも、K-金子(けーかねこ)です。僕の好きな野球選手「T-岡田」的な名前に変更してみたので、よかったら覚えてください。呼び名はKさん、金子さん、けーかねこさん お好みでどうぞ。

今回は僕の就活を振り返るシリーズ第1弾!ということで今回は、僕が受けた企業の中で塩対応すぎてめっちゃ覚えている「リクルートを受けたときのこと」をテーマに体験談をお話していこうと思います。

僕に対して究極の塩対応をかましてきたリクルートに対して、K-金子はどう立ち向かっていったのか?2013年就活の当時の雰囲気も感じていただきながら御覧ください。

就活生のK-金子、当時の状況

2012年の2月頃、就活始まった直後からたくさんの企業に落とされまくっていた僕は、自信を喪失していました。ESはほとんど通過できて一次面接には比較的進めるんですけど、一次面接が通過できず連敗。情報工学の大学院生だったので、技術職であれば少しくらい引っかかるんじゃないかと思ってたんですけどね・・・甘かったです。気がつけば一次面接で20連敗している状況でした。

まあコミュ障だったし目泳ぎまくりだったしそれでいて面接練習はしてないし自己PRという名のクソ人間PRだったし自意識過剰だったしそのくせプライド高すぎて大手ばっかり受けてたし調子こいて超高学歴しか入れない日本銀行にOB訪問行って勘違いしてたし親には就活うまく進んでるぜ的な嘘ついてたし・・・まあとにかく国公立に入れたことだけを武器にしていたクソスペック学生だったのでこれは当然の結果でありました。(もっとクソエピソードはありますがまたの機会に)

20連敗という結果に我に返った僕は「このままでは内定ゼロで終わるんじゃないか・・・」という気持ちでしたが、体育会系で鍛えられてきた根性だけは人並み以上にあったので、諦めませんでした。一旦冷静になって、必死に就活関連の情報を探し回り、とあるセミナーに参加したところから少しずつきっかけを掴み始めました。

そのセミナーでは、就活の仕組みを詳しく教えて頂きました。振り返ってみると、僕は「企業が落としたくなるような学生でしかなかった」ということが分かりました。自分勝手に面接で発言し、内定を出したい理想像とはまるでかけ離れた学生。「このままではまずい!40連敗してもおかしくない」と思って自分の就活をもう一度仕切り直して、ある方針を立てることにしました。

それがこの3つです。

3つの基本方針
  1. チャンスを広げるためプライドを捨て、数多くの企業にエントリーする
  2. まずは内定を勝ち取ることに集中し、できることはすべてやる
  3. 内定を複数取ってから、本当に入社したい1社を決めるために時間をかける

当初は自己分析したり行きたい会社を絞ったりしていましたけど、そんな絞りに絞った企業たちから落とされまくったので自信を失いまくってるわけですよ。なのでプライドを完全に捨てて、「どこでもいいから内定くれ!」くらいの勢いで多くの企業を受けていくことにしました。

内定が取れなきゃ就活は終わりません。それなら選り好みするのではなく、まずは自分が評価してくれる会社があるならどこでもいいから見つけて内定を死にものぐるいで勝ち取り、その上で入社する会社を決めればいい。1社しか内定取れなきゃその1社に入社するしかない。それが自分の実力なのだから、ということです。

このとき、秋頃に自己分析した内容や、先輩や親と相談して決めた希望進路の方針は意味がない(自分を縛っているだけ)なのですべて捨て去り、フラットな気持ちで広く企業にエントリーしていきました。合計350社くらいはエントリーしました。

なぜ金子はリクルートを受けたか

  1. チャンスを広げるため、数多くの企業にエントリーする

リクルートはこの方針に基づいてたくさん(350社)エントリーした企業の中の1社でした。別にリクルートの志望度が高いわけでもなかったし、憧れの先輩社員がいるわけでもありません。

ただ、もともと大手志向だった僕にとっては良い感じのネームバリューでした。平均年収は750万円くらいと四季報に書いてあったような気がします。そこそこですかね。

加えてリクルートというと起業する人とか副業する人も多くてアグレッシブなイメージだったので、もともと起業にも少し興味があった僕からすると少し魅力的な企業に見えました。

4/1面接解禁日に一本の電話が

2013卒就活といわれた当時は12月情報解禁・4月面接解禁というスケジュールでした。

2〜3月にギリギリで提出したリクルートのESが通過してるか通過していないかもよくわからない状態で、4/1の解禁日を迎えました。まあ70社分のESを提出していたので、1社1社の結果を気にする余裕がありませんでした。

そんな4/1、1本の電話が届きます。相手は「非通知」。就活対策として非通知着信をONにしていましたので、無事に電話に出ることができました。

実際の電話のやり取りがこちら

 

プルルルル・・・・

K-金子「はい、金子です。」

リクルート人事「金子さんでしょうか。わたくし、リクルート人事部の○○と申します。金子さんからいただいたエントリーシートが通過しておりますので、ぜひ一次面接にお越しいただきたいと思います。」

K-金子「あーそうですか!ありがとうございます!」

リクルート人事「早速ですが、明日の10時はいかがでしょうか?」

K-金子「え、明日ですか?(すでに予定が入っていたことを瞬時に思い出す)明日の10時はですね〜実は予定が入っているので、可能であれば別の日に設定していただけないでしょうか」(この返答には致命的なミスがあります。後で解説します)

リクルート人事(急に早口)「あーそうですか。分かりました。それでは、空きの日程が分かり次第ご連絡させていただきますので、失礼いたします。」「ガチャ」

4/1にかかってきた電話で4/2の面接予定を入れてきたリクルートさんだったのですが、4/1が解禁日だったということですでに多くの企業から一次面接やグループディスカッションの日程が直後に入っていたのです。それをとっさに思い出して日程変更の返事をしました。

・・・それから何日かたちました。

「おい、また電話するって言ったよな?」

この日から、いくら待ってもリクルートさんからの電話は来ませんでした。あれ?

ただ先に言っておきますと、「おい、また電話するって言ったよな?」とリクルートへの不満が爆発することや、「ふざけんな、就活生舐めてんのか?あんたらリクナビ運営してる企業のくせに就活生舐めてるとはどういうことだ!!」というクレームの電話を入れるということも、小心者の僕からは決して起こりませんでした。

というよりも正直、僕は4/1の解禁日以降めちゃくちゃ忙しくて一日平均して3〜4社の選考を受けていたこともあり、リクルートの電話のことなんてすっかり忘れていました。二週間くらいマジで気も休まらずに家にもほとんど帰らずにネットカフェに泊まって3日間くらい洗ってないワイシャツを着て面接を受けまくっていたくらいだったので、目の前の面接準備で精一杯だったのです。

そんな僕に1社目の内定が出たのが4月16日だったのですが、その日にこれまでの選考や今後のスケジュール確認をして、やっとここで「そういえばリクルートから電話来てないな」ということを思い出したのです。電話したことすらすっかり忘れていました。

面接予定を断ることほど、落としやすい理由はない

僕は4月16日に嬉しい1つ目の内定が出た後、立て続けに4社分の内定をいただいて4月20日に就活を終えることになりました。

20連敗から就活方針を切り替えて怒涛の忙しさ&不潔な日々を送っていたので冷静になることがあまりできませんでしたが、就活を終えてから就活について色々考えるようになって分かった結論についてお話します。

なぜ、僕がリクルートから電話一本のやり取りだけで落とされてしまう「サイレントお祈り」を食らってしまったのか?

その理由は「K-金子がリクルート社への志望度がとてつもなく低いことがバレたから」です。

4/1の電話で4/2の面接予定を入れていくスタイルをとっていたリクルートなのですが、これは非常に優れた採用スタイルとなっています。新卒採用についてすべてを知り尽くしてビジネスしているリクルートですから、こうした戦略には長けているのでしょう。

4/2の面接を断るということは「リクルートよりも志望度の高い別の企業の予定を優先させた」ということに等しいわけです。もし僕がリクルートが第一志望なら電話を受けたときに「いかなる予定をキャンセルしてでも面接に行く」という選択をするでしょう。それをしなかったから、この滑り止め学生とは面接する価値なし、という判断を下したということです。

日程が重なったときに損をしない交渉術

これからお伝えする方法は、成功率90%ほどの交渉術になります。稀に失敗しますが、かなり高い成功率を誇りますのでぜひ実践していただければ幸いです。

元々入っていたのがトヨタ自動車の選考だとしましょう。

僕はリクルートからの電話のときに「え、明日ですか?(すでに予定が入っていたことを瞬時に思い出す)明日の10時はですね〜実は予定が入っているので、可能であれば別の日に設定していただけないでしょうか」という返答をしましたが、これは致命的なミスです。これをしたら、トヨタ自動車の選考には行けますが、リクルートからは0点評価を受けることになります。せっかくES通過したのにこれではもったいないです。理想を言えば両方の選考を無駄にすることなく受けたいですよね。

それでは、日程が重なったトヨタ自動車とリクルート、両方の評価を避けずに済むかもしれない損をしない交渉術をお教えしましょう。

リクルートから電話を頂いたときの正しい返答はこちら

 

リクルート人事「早速ですが、明日の10時はいかがでしょうか?」

K-金子「問題ありません。明日の10時よろしくお願いします」

リクルートからの面接オファーに対して、即答します。「明日のじゅ・・・」くらいで多少食い気味に言ってもいいでしょう。即答することが何よりも大事です。これで、リクルートからの評価を1点も下げることなく選考を受けることができます。

リクルートを確保しておくのは、日程について即答するだけなのでとても簡単ですが、ここからがとても重要で難しい交渉術になります。

もちろんこのままではトヨタ自動車の選考に行くことができませんので、続いてトヨタ自動車に対して「日程変更ができないか?」という連絡を入れます。両方受けようと思うならそうするしかありません。ただ想像すると分かると思いますが、この連絡はとてもリスキーなので慎重に行ってください。

疑われやすい日程変更を成功させるための2ステップ

普通に「日程変更できないか?」と連絡をしたらリクルートの二の舞にあって、「こいつ滑り止めだな」という評価を受けてしまいますので注意が必要です。以下の手順で連絡すると評価を下げづらいと考えられます。

1.WEB予約の画面から変更ができないか確認する(難易度:低)

実は案外簡単に日程変更を行うことができる場合があります。しかも、一切疑われることがありません。

まずは採用ホームページにログインしましょう。採用サイトからのWEB予約で日程を選んだ場合は、そのサイトの機能で空き日程に変更が簡単にできる場合があります。

WEB予約していた日程変更をただ行っただけで、「この学生に低評価」とする可能性はさすがに低いです。もしかしたら間違った日時を選んでいたのを訂正しただけかもしれないですしね。あるかもしれないですが限りなく可能性は低いです。

特に、一次選考やグループディスカッションレベルだと、説明会と大差ないくらいの学生がまだ残っていて人事側も人手でさばききれません。あなたが日程変更を一度したくらいであなたの評価は何も変わらないということです。

2.もっともらしい理由をつけて日程変更を申し出る(難易度:中)

1の方法が無理だったら、もうこの方法しかありません。まさに交渉術といった方法をお教えします。

ストレートに「日程変更したい」というと人事には「志望度の高い他の企業の面接が重なったんだろうな。こいつ滑り止めだな」と思われてしまうので当然ですがダメです。

重要なのは志望度の高さを伝えることです。つまり「御社は第一志望で絶対に選考に参加したいのですが、決して他の企業の選考が重なったというわけではなく、就活とは別の用事が入ってしまった」という演出をしましょう。日程変更はしたいんだけど志望度が低いわけじゃないんだということをどうにかして伝えます。

ここで必要となるのがもっともらしい理由です。たとえば・・・

  • 他大との合同ゼミの日程が急遽変更となって面接の日と重なってしまった
  • 大学の教授からその日に呼び出しをくらってしまった。海外を飛び回っている教授でその時間しか確保してもらえない
  • 身内の不幸で・・・(最終手段)

このような、第一志望の企業の面接と天秤にかけても重さに遜色のないと思える理由で断ることにしましょう。大学の研究室やゼミの用事とか、卒業に関わる事情だとなお良いと思います。面接を無理やり受けさせたがために卒業できなくなってしまったとなると人事担当側も責任が重いので、「それなら変更しても仕方ないな」と思わせることがこの交渉のゴールです。間違ってもバイトが入ったとかサークルのイベントが入ったとか軽い理由で断ることはしないようにしてください。

もちろんこの方法でも完全に成功できるわけではありません。これでも僕と同じようにサイレントお祈りを食らう可能性もあります。ただ、失敗の可能性はかなり低いです。実際に、過去にアドバイスしてきた学生に何度も実践してもらっていますが、失敗したのは10件に1件ほどと高い成功率を誇っています。

この方法でうまく交渉ができれば、日程が被ってしまったトヨタ自動車とリクルートの両方の評価を落とすこと無く切り抜けるということが実現できてしまいます。

 

ただ、これは完全に演出だしなんなら企業に対してウソをついています。「嘘をついてまで就活したくない」という学生はどうぞご勝手に。この方法を知った上でやるもやらないもあなた次第です。

ですが演出してでも内定を勝ち取りたい。一つでもチャンスを広げたいという人は絶対に実践しましょう。

まとめ

リクルートの電話のやり取りから、日程が重なった場合の交渉術についてお話しました。

就活のテクニックは山ほど持っていますが、今回のはその中でも必殺技と呼べるようなテクニックです。

あなたの演出がバレないことをお祈り申し上げます。

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ABOUTこの記事をかいた人

新潟県出身。筑波大学で情報工学専攻。就活時には、徹底的なES・面接対策により大手企業4社内定。残業が少なく福利厚生の充実した大手企業で働きながら、就活アドバイザーとして学生向けの情報配信や、個別指導を実施し、成功者多数。徹底的な事前準備と確率論的なアプローチによって高い内定率を実現している。